市議補欠選、6人意欲/市選管説明会
1月17日投票、乱立か
市選挙管理委員会(與那覇巖委員長)は16日、市役所平良庁舎で、来年1月17日に施行する市長選挙と市議会議員補欠選挙の立候補予定者説明会を開いた。市長選には現職で4選を目指す下地敏彦氏、新人で前県議の座喜味一幸氏の両陣営が出席。市議補欠選には6人が名乗りを上げ、立候補に向けて意欲を示した。次期市長選は一騎打ち、市議補欠選は乱立の様相だ。
定数2を争う市議補欠選には、これまでに会社員の狩俣勝紀氏(62)、会社員の下地茜氏(41)、自営業の友利雅巳氏(60)、会社代表の中村靖氏(46)の計4人が立候補の意思を示していた。このうち狩俣氏と中村氏が保守系、下地氏と友利氏は宮古のオール沖縄勢力と一部の保守系市議OBらで構成する市政刷新派での立場を表明している。
この構図に、16日の説明会に出席した会社役員の砂川和也氏(40)、会社役員の本田充徳氏(55)が新たに加わった。2人はいずれも保守系の立場。
説明会に出た6人全員が立候補するかどうかは流動的だ。ただ、それぞれ支持固めを進めており、市議補欠選は候補者乱立の中で執行される可能性がある。
説明会では、市長選、市議補欠選それぞれの立候補予定者に対して選挙概要が示された。そのほか、立候補届け出関係書類や選挙運動における注意事項、供託関係の説明も行われた。
説明会の冒頭、與那覇委員長は「この説明会は各種書類の届け出や選挙運動をスムーズに行うために開いている。候補者の手引きや配布資料を熟読し、それぞれ自覚を持ち、明るい選挙の実現に向けて良識のある対応をお願いする」と予定候補者に協力を求めた。