3幼稚園 来年度休園に/池間、砂川、福嶺
園児数、規定に達せず/市教育委員会
狩俣は3年ぶり再開へ
市教育委員会(宮國博教育長)の第14回定例会が17日、市役所城辺庁舎で開かれた。市立幼稚園の池間、砂川、福嶺の3園が2021年度は休園することを決定した。園児数が規定に達しなかったことが理由。一方で2年間休園していた狩俣は規定を上回り3年ぶりに開園することが決まった。
市児童家庭課によると、学級編成する規定は5人以上の入園の申し込みがあること。入園募集を10月21日から1カ月間、実施したところ、池間は2人、砂川は3人、福嶺は0人でそれぞれ規定を下回った。
狩俣は19年度から休園していたが、来年度の申し込みが8人あり、再開が決まった。幼稚園舎が老朽化で使用できないため、小学校の空き教室を利用する見込み。
宮國教育長は「15年に5人以上の規定を設けている。5人より少ないと集団での遊びができなくなることが理由。休園するかは年度単位で決まる。今回は3園が休園するが、狩俣のように5人を超えれば(再来年度以降の)再開は可能だ」と説明した。
生徒1人が新型コロナウイルスに感染した平良中学校の臨時休校についても委員に報告された。生徒の家族や学校内での濃厚接触者に対するPCR検査を行い、全員が陰性だったことを説明。18日に校内を消毒し、21日からは再開する予定であることを明かした。
この日はGIGAスクール構想の実現に向けたモバイルWi-Fiルーターの家庭への持ち帰りについての議案も承認された。対象は経済的事情により必要な環境が整備できない家庭。市教委は510台準備して、家庭での学習環境に差が生まれないように配慮した。