市当局が提出議案説明/市議会全員協
25日に臨時議会
宮古島市議会(下地明議長)の議員全員協議会が21日、市役所平良庁舎で開かれ、市当局が今月25日開会の市議会臨時会へ上程する議案の説明を行った。今臨時議会では、政府が2010年度補正予算での交付を決定した地域活性化交付金を受けての一般会計補正予算案や議決内容の一部を変更する議案など計5議案が提出される。
今回交付される交付金は、地域の活性化ニーズに応じて実施される「きめ細かな交付金」5億916万7000円と、住民生活の大事な分野に取り組む「住民生活に光を注ぐ交付金」4661万5000円の計5億5578万2000円。「きめ細かな-」では35事業、「光を注ぐ-」では5事業を予定している。
今臨時議会では一般会計補正予算のほか、佐良浜地区に地域密着型介護事業所を新設させるための条例の一部改正、土地改良事業を施行するため議会議決を求める議案2件、平良港第1埠頭上屋建築工事請負の契約金額を当初の2億6145万円から2億6636万6000円に増額させる契約変更について議決を求める案件の計5議案が提出される。
平良港第1埠頭の上屋工事契約金変更について市当局では「当初の設計にはなかった足場を設置するための増額で、設置することで工期の短縮と安全性を高めることができる」と説明。数人の議員からは、当初予算に盛り込まず途中から増額させることに疑問を呈す意見が出されたが、市当局は「当初はなくても可能と判断していた。入れておくべきだった」と述べ、理解を求めた。