市民の安全・安心確保
年末年始総合警戒出発式/宮古島署、防犯協など
年末年始における宮古圏域の安全・安心を確保しようと、宮古島警察署(田場義浩署長)で22日、年末年始総合警戒出発式が行われた。警察官や防犯協会員などの関係機関や団体の職員らが参加し、街頭パトロールを実施するとともにチラシなどを配布した。警戒強化期間は来年1月3日まで。
主催者あいさつで田場署長は「新型コロナウイルス感染症の影響で人の行動にさまざまな制限が課されているが、年末年始はクリスマスや正月に関連した行事が予定されている。多くの人の移動や飲酒の機会が増えることによる事件事故、路上寝込みの増加が懸念される」と訴えた。
それを踏まえて、「署としても期間中は街頭での取り締まりやパトロールなどの警察活動を強化するほか、防犯ボランティアの皆さんや関係機関、団体と連携し防犯対策に取り組んでいく」と強調し「宮古、多良間地域が犯罪のない安全で住みよい町になることを祈念する」と話した。
また、宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長が「年末は経済も慌ただしくなり、コンビニや金融機関への事件も懸念される。一人一人の力で防犯を啓蒙(けいもう)し、明るい宮古島になるよう頑張っていこう」と呼び掛けた。
このほか、同協会の狩俣勝成副会長が「ちゅらさん運動」「美(か)ぎ酒(さき)飲み運動」「青少年の健全育成活動」等を積極的に推進し、「事件事故のない魅力あふれる宮古圏域づくりを目指す」と年末年始総合警戒安全宣言を行った。終了後、参加者らは青色回転灯装備車両による街頭パトロール活動を展開した。また、街頭活動では市職員も参加し、市内の飲食店などに「新型コロナウイルス感染拡大防止」に向けてチラシなどを配布した
同パトロールは、年末・年始における同署管内の安全、安心を確保する目的で行われた。