期日前 2日間で4193人/市長選・市議補欠選
前回比べ1359人多い/出足好調 有権者の関心高く
17日投開票の第5回宮古島市長選挙と、市議会議員補欠選挙(定数2)の期日前投票が11日、旧市役所平良庁舎で始まった。初日から多くの有権者が投票所に訪れ、12日まで2日間の市長選投票者数は旧町村部を含めて計4193人となった。前回2017年の選挙と比べて1359人多く、首長を選ぶ有権者の関心の高さをうかがわせている。期日前投票は16日午後8時まで(旧町村部は15日午後5時まで)。
市長選は、新人で前県議の座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=と現職で4選を目指す下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=の一騎打ちで、市政の「継続」「刷新」が大きな焦点に挙げられる。
新型コロナウイルスの影響で選挙運動に一定の制約を強いられる中、各陣営は投票率が当落のカギを握ると見て注力しており、期日前投票の行方にも気をもむ。
期日前初日となった11日の出足は良く、旧市役所平良庁舎で投票した有権者は計1970人(男性1096人、女性874人)。市議補欠選の期日前が同時に実施されていることや祝日に当たったことが追い風となり、前回をはるかにしのぐ勢いで投票が進んだ。
2日目の12日は2223人(男性1216人、女性1007人)が投票した。この日から旧町村部でも始まっており、地区別の投票者数は▽平良1526人▽城辺194人▽伊良部258人▽下地98人▽上野147人-となっている。
各陣営が注目する期日前だが、ここまでは前回の投票者数を大きく上回っている。旧市役所平良庁舎では有権者が途切れることなく来庁しており、13日以降も注目される。
市選挙管理委員会は「これまでにない勢いだ。初日は祝日が重なったことも投票者数が伸びた要因と思われる。投票日当日の投票率も期待したい」とした。
9日時点の有権者数は4万4916人。前回より1515人増えている。