葉タバコ苗を本畑移植/豊作目指し植え付け
生産農家
葉タバコの苗を育苗ハウスから本畑に植え付ける作業が13日、下地洲鎌など一部で始まった。今期の宮古地区(多良間村を含む)の生産農家戸数は111戸、栽培面積は約430ヘクタール。目標とする反収(10アール当たりの収量)226キロの達成に向けて、各地の生産農家が本畑での栽培に精を出す。
2021年産葉タバコ栽培は12月上旬の一斉播種(はしゅ)でスタート。育苗ハウスで1カ月半ほど栽培した苗は、約13~15センチの大きさに成長した。
本畑へ「AP-1」という機械を使って移植を行い、マルチビニールを張った畑に40センチ間隔で植え付けていった。
県たばこ耕作組合によると、地区別の生産農家戸数と面積は▽平良12戸、37ヘクタール▽城辺31戸、142ヘクタール▽下地26戸、103ヘクタール▽上野25戸、96ヘクタール▽伊良部8戸、28ヘクタール▽多良間9戸、21ヘクタール-となっており、全体では前期作と比べて農家が4戸、面積は25ヘクタール減少している。
下地洲鎌で作業を行っていた農家は「今年の苗は例年並み。昨年は良かったので、今年はそれ以上を目指したい」と意欲を話した。