防護服脱着方法など訓練/陸自災害派遣隊
きょうから医療支援活動
県の災害派遣要請で派遣された陸上自衛隊の災害派遣隊の編成完結式と実際に医療支援を行う前の防護服の着用などを行う事前訓練が30日、陸上自衛隊宮古島駐屯地で行われた。指導はダイヤモンドプリンセス号での医療支援に関わった隊員が行い、徹底した感染防止を踏まえた防護服の脱着方法などを訓練した。派遣隊はきょう31日からクラスター(感染者集団)が発生した高齢者福祉施設で医療支援を行う。
高齢者福祉施設で医療支援を行う災害派遣隊は、看護官5人とその他サポートを行う隊員合わせて総勢約40人(沖縄本島から15人、宮古警備隊の25人)で構成されている。期間は2月13日までを予定している。
訓練では防護服(タイベックススーツ)は順番として①スーツ②シューズカバー③N95マスク④ゴーグル⑤フード⑥手袋-の流れで着用し、脱着時には看護官の隊員以外の隊員が感染対策を行いながら実施する。また、作業前にはスーツの破れが無いか、髪の毛が出ていないか、手袋の装着状態などをダブルチェックすることなどを確認した。
一方、編成完結式では災害派遣隊の伊高賢隊長(陸自第15旅団第15後方支援隊長、1等陸佐)が「宮古島での医療支援の任務を実施するに当たり、感染予防対策の万全と一致協力の二つを要望する。皆さんの活動を期待する」と訓示した。