ボイラー故障、操業ストップ/宮糖城辺工場
原料搬入は27日まで停止予定
宮古製糖城辺工場の操業が24日夜から停止している。工場内電力を発電するボイラーの故障によるもので、27日まで原料の搬入を停止する予定。25日から修理を開始しており早ければ27日には通常運転を再開する。懸念されるのは刈り置きされているサトウキビの品質の劣化。工場の停止期間によっては農家所得に影響する可能性もある。工場は「迷惑をかけてしまい申し訳ない。早期復旧に全力を挙げる」としている。
同工場によると、24日に工場の心臓部に当たるボイラーに関係する機具の不具合を確認した。このまま操業を続けた場合の多大な影響を懸念し、午後8時40分ごろに全圧搾ラインを停止させた。
操業停止に伴い原料の搬入も停止。同日のうちには原料員を通じて対象地区の生産農家に収穫作業を行わないよう連絡している。
操業停止に伴って懸念されるサトウキビの品質劣化は、短期間の刈り置きであれば大きな影響はないものとみられる。ただ、工場の停止期間が長引けば劣化が進み、農家の所得に影響が出てくる。
同社工務部の宮里和芳部長は「生産農家をはじめとする関係者の皆さまに多大な迷惑をかけてしまい本当に申し訳ない。早期復旧に全力を挙げて、1日も早く通常運転を再開させたい」と述べた。