教育・文化
2011年1月26日(水)9:00
創意工夫の工程報告/宮総実研究発表会
地元海産物で食品づくり
宮古総合実業高校食品科学科の課題研究発表会が25日午前、同校内で行われた。同科の生徒たちが、地元海産物を使って開発した食品づくりの成果と課題を発表した。
発表会は▽主体的に学習する態度や創造性を高め、問題解決能力の育成を図る▽水産業および海洋関連産業に関する一層の認識と振興、充実に努める▽課題研究に取り組む意欲を養う-ことが狙い。
この日は四つの班が発表した。「モズクちんすこう」を作った班は創意工夫しながら作り上げた工程を詳しく報告。食品の材料となるラードの調達を課題に挙げ、コスト削減を目指して「農林キャンパスの生徒が飼育している豚の使用しない脂をもらってラードを作りたい」とまとめた。
アーサシフォンなどを作った班は商品の賞味期限や原価計算、価格設定に至るまで詳細に研究した。今後の課題として①普及活動②品質の向上③ECO活動-を掲げた。
このほか「ソデイカあぶらみそ」「シビマグロまん」を作った班もそれぞれ発表し、参加した生徒が学習の成果を確認し合った。