11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
政治・行政
2021年2月19日(金)9:00

世代間交流施設整備へ/市21年度予算

旧城辺庁舎跡地に/工事費3億2000万円計上


城辺地区世代間交流施設の整備が予定されている旧城辺町役場跡地=18日、城辺福里

城辺地区世代間交流施設の整備が予定されている旧城辺町役場跡地=18日、城辺福里

 2018年ごろから構想のあった旧城辺町役場跡地への城辺地区世代間交流施設整備について、市は新年度から着手する方針だ。児童館、多世代交流、子育て支援の機能を併せ持つ複合施設で、工事費用約3億2000万円を新年度予算に計上する。可決すれば工事に着手する。施設の供用開始は22年度を予定している。市では「多世代にわたり交流ができる新たな拠点となれば」と期待を寄せている。

 旧城辺町役場跡地は国道390号沿いにあり、城辺小学校の敷地に隣接した場所。市都市計画マスタープランでは地域拠点ゾーンとして位置付けられている。新たに建設する施設は敷地面積約2500平方㍍、延べ床面積が547平方㍍で鉄筋コンクリート1階建て。地区の幅広い年齢層が利用することを考えたバリアフリーの建物となる。

 20年度で基本建築設計および実施設計は完了しており、21年度で建設工事を行い、22年度に供用開始を見込んでいる。

 施設の目指す方向性として▽遊びや体験などを通して子どもの成長を育む「児童館」▽地域の幅広い年齢層が気軽に集い交流ができる「交流施設」▽地域と共に子育ての不安や悩みなどを支える「子育て支援」-を三つの柱に据え、変化するニーズに柔軟に対応し、段階的に発展できる地域拠点施設を目指す。

 施設内は児童館エリアと交流施設エリアに区分する。児童館エリアには多様な年齢の子どもたちが安心・安全に遊ぶことができる遊戯室や読み聞かせなどを行う図書室、相談室などを設置する。交流施設エリアにはいきいき百歳体操やデイケアなどに活用できる多目的ホール、会議室、キッチン付き交流スペースを設ける。

 また、子育て支援として乳幼児が遊ぶことができ親子で楽しむ空間や、親同士が交流できるような子育て支援室、新生児の沐浴(もくよく)などが行える沐浴・調乳室なども設置される。このほか、敷地内には駐車場や駐輪場、芝生の広場(プレイパーク)を整備する。

 市では「児童館の機能に加え、子育て支援機能、多世代が集い交流できる機能を持ち、変化するニーズに柔軟に対応できる交流・活動拠点を目指す」と説明している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!