福島から雪の贈り物/小学生交流会
砂川小はキビプレゼント/リモートで互いの魅力発信
砂川小学校と福島県猪苗代町の千里小学校の「雪だるま・さとうきび小学生交流会」が18日、両校をオンラインで結んで行われ、それぞれが地元の魅力を発信し、互いに理解を深めながらさらなる相互交流の拡大を誓い合った。
この取り組みは2003年から、沖縄県と福島県が相互交流を目的に行った「うつくしま・ちゅらしま交流宣言」に基づいて行われていて、沖縄の離島との開催は今回が初めて。
新型コロナウイルス感染防止の観点からは今年は、宮古テレビの協力を得てオンラインでの交流会となった。
会では玉城デニー知事と福島県の内堀雅雄知事から、コロナが収束した際にはそれぞれの地域に双方が訪れて、より親密な交流を図ることを呼び掛けるメッセージが寄せられた。
交流会では、砂川小学校側がエイサーの演舞を披露。千里小学校からは、猪苗代町が1000円札の野口英世の出身地であることや、児童によるスキーの滑り方なども紹介され、双方の児童とも興味津々の様子で紹介される内容に見入っていた。
そのほか、それぞれの地元に関するクイズコーナーでは、20度を超える宮古島の冬の気温を聞いた千里小の児童から「えー、びっくり」と、驚きの声が聞かれた。
また、宮古とは正反対の雪景色の中でスキーを滑る映像には、砂川小の児童から「すごい。宮古とは全然違う」との感想が聞かれた。
砂川小から千里小にはサトウキビがプレゼントされ、千里小からは雪だるまの型に入れられた雪が届けられた。
最後に砂川小の濱川宗和校長が「この交流会を通して、これまで以上にお互いに身近に感じるようになればうれしい」とあいさつした。
交流会後は、砂川小の子どもたちが届けられた雪で雪合戦や雪だるま作りに挑戦。
真っ白な雪に児童からは「冷たーい」「ふわふわしている」などの声が上がり、校内には笑顔と歓声が広がった。