下地博子さんらを表彰/20個人5団体たたえる
島のスポーツ振興に貢献/市スポーツ協会
2021年宮古スポーツ振興表彰式(主催・市スポーツ協会)が20日、市総合体育館で開かれた。第31回県グラウンドゴルフ夏季大会女子個人の部で優勝した下地博子さん(81)ら20個人と5団体を表彰。市のスポーツ振興発展への高い貢献をたたえた。(12面に関連)
この表彰式は、スポーツの分野で優秀な成績を収めた児童生徒や一般の競技者および団体、指導者を表彰するもの。本来は全受賞者を一堂に集めるが、今年は新型コロナウイルス感染防止対策の観点から、児童生徒には伝達表彰の形を取った。
表彰式には競技者の下地さんをはじめ、陸上競技で高い指導力を発揮して優秀指導者賞に選ばれた砂川さとみさんと佐久川卓さんの受賞者3人が参加した。
表彰式で市スポーツ協会の砂川恵助会長は「81歳の下地さんの活躍には心から感動した。本当に素晴らしい」とたたえ、指導者の砂川さんと佐久川さんに対しては「長年にわたって指導に当たり、県内トップクラスの選手を育て上げてくれた」と感謝した。
その上で、すべての受賞者に対し「引き続き多くの市民に対し、スポーツを通して夢と感動を与え続けてほしい。スポーツの力で元気がみなぎる宮古島にしていこう」と呼び掛けた。
全受賞者を代表してあいさつした下地さんは「こんなに不思議なことがあるのでしょうか。私より上手な人はたくさんいるのに」と謙遜しながらも、「体が小さくてスポーツ音痴だった私が、この年になってスポーツの賞を頂けるなんて夢のようです」と喜んだ。
グラウンドゴルフは健康のために始めたという。今では「私の生きがい」と話すほどに。「どんなに苦手なことでも、楽しんで続けていれば、このような宝が頂けるんだなあと感激と感謝でいっぱいです。これからも大好きな仲間と、大好きなグラウンドゴルフを楽しみたい」と話した。