福島から初便150人/農協観光チャーター便
今年は13便2400人予定
沖縄本島や各離島の魅力を伝える農協観光チャーター便が27日にスタート、初便で福島県から150人が宮古島に来島した。今年は計13便2400人の来島を予定している。同チャーターは今年10年目。この間に来島した観光客は延べ約8万人に上るなど宮古島の観光振興に大きな役割を果たしている。
福島県からの150人は石垣、宮古のツアーで来島した。25、26の両日は石垣島などで観光・宿泊し、27日に宮古入りした。きょう28日まで宮古観光を楽しんで福島に戻る。
空港では宮古島観光協会などが歓迎セレモニーを開催した。到着ロビーでは歌手の真也よう子さんが三線と歌で150人の観光客を出迎えた。同協会の池間隆守専務は「宮古島には川がなく、ほとんどが畑で農業が盛んな地域」と宮古島の概要を説明。その上で「皆さんの来島を心から歓迎する。福島と気温差があるので体調管理に気を付けて宮古島観光を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
農協観光によると宮古島を含むチャーター便は2001年にスタート。毎年多くの観光客を県内各地に案内しており、10年目の今年で延べ約8万人が宮古に来島した。今年は3月1日まで計13便の運航を予定、全国各地から訪れる観光客が宮古観光を楽しみ、離島の魅力を体感する。
農協観光チャーターについて宮古島市観光商工局の奥原一秀局長は「宮古島の観光振興に貢献している農協観光チャーターに感謝している。われわれが目標とする年間観光客数40万人に向けても大きな力になる。市としてもこのチャーター便に協力していきたい」と感謝を込めて話した。