陸上競技場の使用再開/市スポーツ協
トラック改修で109日ぶり
トラックの改修工事を終えた市陸上競技場の使用が13日、再開された。109日ぶりの開放となる。改修記念の記録会には再開を待ちわびた60人が参加し、トラックの感触を踏みしめながら自己記録に挑んだ。
改修工事は、第3種陸上競技場の公認を受けるために実施された。レーンを仕切るラインを引き直し、レーン幅を従来の1・25㍍から1・22㍍に改めた。
記録会の開会式で管理する市スポーツ協会の砂川恵助会長は「スポーツの力でコロナを乗り越えよう」と呼び掛けた。記録会の参加選手に向けては「これから大いに活用して走力と技術を磨いてほしい。スポーツで私たち市民に夢と感動を与えてほしい」と話した。
市陸上競技協会の本村邦彦会長は「この素晴らしい競技場で練習し、九州、全国大会を目指そう」と競技力の向上を期待した。
宮古ジュニア陸上クラブの新里颯一郎君は「競技場を使えることに感謝し、走れる喜びをかみしめて練習に励みます」と誓った。
この後に行われた記録会には小学1年生から一般までの選手が参加した。1500㍍に出た一般の下里和也さん(38)は「久しぶりに気持ちよく走れた。ペース走やインターバル走などができる競技場ではやる気が出る。これからしっかりと練習に取り組みたい」と使用の再開を喜んでいた。