「未来見据えた今を築く」/商工会議所議員総会
コロナ禍、新たな活動展開/新年度予算、事業計画を承認
宮古島商工会議所(下地義治会頭)の第92回通常議員総会が30日、市内ホテルで行われ、2021年度の事業計画案、収支予算案を全会一致で承認。事業計画では、「ポストコロナという『未来』を見据えた行動指針を掲げ、ウィズコロナという『今』にしっかりと対応すべく、現場主義をさらに強化した『未来を見据えた今を築く』という新たな活動目標を展開する」とした。コロナ禍で事業量が増え、新年度予算はすべての会計で増額となった。
「未来を見据えた今を築く」との活動目標に▽会員企業の活力強化に向けた交流・サービス事業の充実▽ポストコロナに向けた中小・小規模事業所の経営力向上への取り組み▽ポストコロナに向けた新たな経済振興への取り組み▽地域資源活用・育成事業の支援強化▽働き方改革への取り組みと健康経営の推進▽地域活性化のための諸施策▽商工会議所のブランド力向上による組織力の強化-の重点テーマを掲げた。
中小・小規模事業所の経営力向上では、コロナ対応で経営革新を進める小規模事業所などを支援するため、きめ細かな相談対応ができるよう中小企業診断士・社会保険労務士などの専門家と連携を密にした事業を行うとした。
下地会頭は「コロナにどう対応するかというのが会議所としての大きな課題。実施した消費喚起事業は大盛況となり、次年度での実施も検討している。宮古の経済を回すため事業をいろいろと考えている。沖縄本島で時短要請が出たが、宮古はまだ少ないということで外されている。自覚を持ってコロナ対策をしてほしい」と呼び掛けた。
新年度予算案は、一般会計が4585万2000円で、前年度比250万円増。特別会計は1億2613万9405円で、同比593万1221円増となった。一般・特別会計合計では、1億7199万1405円で、前年度比で843万1221円増となっている。