職員20人に退職辞令/宮古島市
市長「第二の人生輝かせて」
2020年度をもって定年退職を迎える市職員に対する退職辞令交付式が31日に市役所で行われ、座喜味一幸市長から20人に辞令が交付された。式では、公僕としての責務を全うしたことに対して晴々とした表情や、あふれる涙を拭う退職者の姿も見られた。長年の職務精励に感謝した座喜味市長は退職者に対して「新たな第二の人生を輝かせてほしい」と呼び掛けた。
今年度の定年退職者(3月31日)は、市長部局が9人、教育委員会と上下水道部がそれぞれ4人、消防本部が3人で合計は20人。
退職者に対して、座喜味市長は「皆さんは昭和、平成、令和の時代の中で宮古島の発展に貢献してくれた。そのことは多くの市民もしっかり受け止めていると思う。これからも、行政で培った経験を地域、宮古島市の発展のために生かしてほしい」と呼び掛けた。
これに退職者を代表して松原清光農林水産部長は「私たちは旧市町村での採用で、平成17年の市町村合併で宮古島市の職員となりこうして退職の日を迎えることができた。市民の安全安心な生活のために勤務できたのも市長、同僚らのおかげであり、感謝している。これからは一市民として、市役所で勤務した経験を生かして各地域の発展に貢献したい」と意気込みを示した。
市役所の入り口前で行われた記念撮影後には、家族や後輩らから花束が贈られ、退職者20人は笑顔と涙で公務員生活に別れを告げた。
退職(3月31日)
【市長部局】松原清光、濱川勝、仲宗根健治、高江洲恵伝、友利勝彦、荷川取勝広、渡真利誠子、下地浩幸、前里耐
【教育委員会】上地誠賢、池間くみえ、久貝仁美、下地紀子
【上下水道部】松原直樹、上地徳光、平良常雄、砂辺浩和
【消防本部】来間克、砂川忠志、奥原浩二