前浜ビーチで海びらき宣言
観光シーズンが幕開け/コロナ下、関係者のみ参加
2021年海族(かいぞく)まつり「第43回サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」(主催・宮古島観光協会)が4日、与那覇前浜ビーチで開催された。新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、2年連続で規模を大幅に縮小した。関係者のみが参加して安全祈願と海びらき宣言を行い、観光シーズンの幕開けを静かにスタートさせた。
海びらきには市や県、観光協会、海上保安庁、警察、消防の関係者が参加。ツカサの女性らによる安全祈願を見守った後、ミス宮古島の小松里紗さん、下地菜奈さん、真壁那弥さんと観光協会の平良勝久青年部長が海びらきを宣言した。
主催者を代表して吉井良介会長は「宮古島の海、空、砂浜を内外に発信して明るいニュースを届けたい。安全を第一に、多くの観光客や市民が海を訪れて楽しい思い出をつくってほしい」と語った。
来賓あいさつで座喜味一幸市長は「来島者が安心安全に観光を楽しめるよう、関係事業者と連携して市民一丸となってこの難局を乗り切りたい。一日も早く元の宮古島観光が再開できるよう願っている」と述べた。
カイルア・フラ・スタジオ宮古によるフラダンスや、宮古島創作芸能団んきゃーんじゅくのエイサーと獅子舞が披露された。
海びらきは、東洋一の白い砂浜と透き通る美しい海を島内外にアピールし、海の安全祈願を行うことを目的に実施している。
例年約2000人が参加して、宮古島の夏到来を告げる一大イベントで、宝探しやウオータースライダーなどが子供たちに大人気だった。