入学祝いは家族だけで
コロナ感染拡大防止/市がHPで協力呼び掛け
市内の小中学校の入学式が7、8日に行われるのを前に、市新型インフルエンザ等対策本部は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、今年の入学祝いは大人数では行わず、家族だけの祝いにとどめるよう、市民に対し市のホームページ(HP)で協力を呼び掛けた。
同対策本部では、市内で現在、新型コロナの陽性者が増加している状況を踏まえ、感染防止の観点から今年の入学祝いは、島外からの渡航者を迎えたり、大勢の人を集めたりしての会食も控えるよう協力を求めている。
大人数が近い距離に集まり、マスクなしで長時間の飲食を行う、従来の祝いのスタイルを「感染を広げやすい過ごし方」として感染拡大の危険性を指摘する。
感染を広げないための祝いの過ごし方の例として、ウイルスを持ち込まないため帰省する代わりにテレビ電話などで気持ちを伝える▽密閉、密集を防ぐために祝いの気持ちは玄関先など風通しの良い場所で手短に行う▽密接を防ぐため多人数での飲食は次の機会にし、長居しないよう配慮する-ことなどを挙げている。
宮古島での最近の新型コロナ新規感染者数は一日に1~3人確認されている状況。人数は多くないものの6日現在で9日連続で新規確認が続いていて、患者の状況としては宮古病院入院中が7人、宿泊施設療養中が8人となっている。
県は宮古地区の感染状況について「1月に流行した時も、最初の方に少人数の感染者が数日続いた」と指摘し「今はウイルスが飲み屋街などに持ち込まれている可能性があるので、飲食する際はなるべく少人数にするような対策を取って警戒してほしい」としている。