皮膚科に初の常勤医/砂川文医師「期待に応えたい」
宮古病院
県立宮古病院(本永英治院長)に4月から同病院としては初となる皮膚科の常勤医師が配置されている。配置されたのは福岡県出身の砂川文医師(33)。夫で宮古島出身の惇司医師(31)と一緒に同病院での勤務をスタートさせている。16日には同病院で会見を開き「島民の皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と意気込みを話した。
会見で本永院長は「これまで皮膚科は週1回の応援医師で対応し、十分な医療サービスが提供できていなかった。4月から文医師が常勤となり、質的にもレベルの高い医療サービスが提供できると思う」と期待を示した。
文医師も「なるべく、島内で完結できる医療提供ができるようになればいいと思う。そのために、いろいろな先生に協力してもらっている。なるべく島民の負担が少なくなるような形にしていきたい」と話した。
皮膚科は、月・木曜日が午前診療で予約のみ。火曜日は午前と午後診療で午後は予約・紹介のみ。また、初診の場合は、かかりつけ医からの紹介状の持参を求めている。
文医師の夫の惇司医師も総合診療科の医師として4月から同病院での勤務をスタートさせている。
惇司医師について、本永院長は「宮古島出身で、離島医療に従事した経験もあり、総合診療科でも中心的な役割を担っていく。宮古島出身の医師が勤務するのも久々なので病院としてもとてもうれしいし、楽しみにしている」と笑顔になった。
激励を受けた惇司医師は「これまで県立中部病院や離島でも勤務をしてきたがまだまだ8年目の医師なので、まずは自己研さんをしっかりしながら、島民のための医療と島の人たちのために頑張りたい」と決意を述べた。
総合診療医は、いろいろな疾患や健康問題に対応できる基本的臨床能力を備えた医師。