社会・全般
2021年4月22日(木)8:58
ユースエール企業に認定/県内宿泊業初
ホテルサザンコースト
宮古公共職業安定所は20日、厚生労働省が実施するユースエール制度でホテルサザンコースト宮古島(市平良下里)を運営する先嶋産業(友利博明社長)が認定されたと発表した。同制度は若者の採用・育成に積極的で、離職率・有給休暇の取得実績などが一定の水準を満たしている中小企業を認定する制度で厚労省が2015年から実施している。県内で14社目の認定で、宮古からは初めて、県内宿泊業でも初めてとなる。認定通知書交付は後日、沖縄労働局で行われる。
若者の採用・育成に積極的で、雇用管理の優良な中小企業を厚労大臣が認定している。認定基準は「人材育成方針」と「教育訓練計画」の策定、直近3年間の新卒者などの離職率が20%以下、正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下、60時間以上が1人もいない、有給休暇の取得率が70%以上または年間10日以上などの要件がある。
厚労省では「認定した企業の情報発信を後押しすることなどで、企業が求める人材の円滑な採用を支援し、求職中の若者とのマッチング向上を図る」としている。