投開票まで1カ月切る/多良間村議選
コロナ影響で集会控える
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は5月23日の投開票まで1カ月を切った。これまでに現職5人、新人3人の計8人が立候補を予定している。伊良皆光夫村長を支える与党が、過半数を占めるかが争点で、1カ月後の6月20日に投開票される同村長選の前哨戦としても注目が集まる。過去の選挙戦では激しい戦いが繰り広げられていたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から集会などは控え、静かな選挙戦となっている。
立候補を予定しているのは現職が森山実夫氏(69)、安里三喜男氏(63)、本村健次氏(56)、福嶺常夫氏(74)、豊見山正氏(66)の5人、新人が豊見城玄弘氏(52)、垣花幸徳氏(58)、豊見山常和氏(65)の3人。現職の渡口直和氏、富原安則氏は勇退する。
新人や勇退によって顔ぶれが変わり、支持者の動向にも影響を与える。当選ラインも90票後半台になるとみられ、1票が当落を分ける選挙戦が展開される。
多良間村の選挙では、党派の色分けはなく、日ごろの付き合いや地縁血縁が票の獲得に結び付くという。新型コロナウイルス感染症の影響で、目立った選挙戦は展開されていないが、水面下の動きは日増しに活発化している。