管理団体を組織化へ/伊良部大橋橋詰広場検討委
伊良部側の地域振興施設
伊良部大橋橋詰広場検討委員会(洲鎌孝委員長)が1日、県宮古合同庁舎で開かれ、市が橋詰広場に整備予定の地域振興施設などについて意見が交わされた。伊良部から参加した委員は「今後施設を管理運営する団体の組織化に向け活動を展開したい」との考えを示した。今年に入ってからの初会合。次回は3月8日ごろに開く予定。大橋は2013年3月に完成する見通し。
大橋開通後、伊良部側の橋詰広場は宮古島の新たな観光拠点になると期待されている。このため、広場は▽ゲート空間▽▽活性化空間▽島づくりの拠点-とそれぞれ位置付けられている。伊良部らしさを創出するデザインコンセプトは「島へ迎える サシバの駅」。
橋詰広場では、▽地域振興施設▽展望台▽イベント広場▽緑地広場▽駐車場▽トイレ-などを整備する計画。広場から市道103号線を越えた高地にも展望台を整備する予定。全体の敷地面積は1万3000平方㍍。私有地があることから、地権者との交渉は今後の課題とされた。
この日は、地域振興施設整備に向け国の補助事業メニュー、施設の管理・運営団体の設立などを中心に質疑応答が行われた。
市側は「補助事業は検討中。採算が取れる管理・運営団体でなければならない」と述べた。