定数7に8人立候補/多良間村議選が告示
村長選の前哨戦位置付け/23日投開票
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)が18日告示され、現職5人、新人3人の計8人が立候補を届け出た。各候補者は農林水産業の振興や過疎化対策などを政策に掲げ、5日間の選挙戦に突入した。23日に投票、即日開票される。同選挙は6月20日投開票の村長選の前哨戦と位置付けられている。村選挙管理委員会(長崎正幸委員長)が発表した有権者数(17日現在)は797人(男444人、女353人)で2017年の前回選挙に比べて20人減少した。
立候補したのは届け出順に、豊見山常和氏(65)、福嶺常夫氏(75)、豊見城玄弘氏(52)、垣花幸徳氏(58)、安里三喜男氏(63)、森山実夫氏(70)、本村健次氏(56)、豊見山正氏(67)となっている。
現在、村議会の与野党構成は与党2人、野党5人で少数与党となっており、与野党どちらが過半数を占めるかにも注目が集まっている。今回の立候補者は現職の伊良皆支持が4人、古謝氏も4人となっている。
立候補の受け付けは午前8時30分から村役場2階会議室で行われ、立候補する本人らが「宣誓書」など必要書類を提出し、選管委員審査を受けた。その後、村内8カ所に設置された看板には候補者のポスターが張られ、選挙戦ムードが一気に高まっている。
期日前投票は19~22日午前8時30分~午後8時まで村コミュニティー施設で行われる。前回選挙では有権者の約60%が期日前投票を行っている。
投票は23日午前7時~午後7時まで村コミュニティー施設で行われ、午後8時から同所で開票作業が行われる。
一方、6月15日告示、20日投開票で行われる多良間村長選には現職の伊良皆光夫氏、新人で前村税務会計課長兼会計管理者の古謝政一氏が立候補を予定。すでに両陣営とも出馬表明や事務所開きを行っており、村議選が終われば動きも本格化していくとみられる。