11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
環境・エコ
2021年5月21日(金)9:00

アオウミガメ2匹放流/生態調査を実施

城辺友利


アオウミガメを見送る児童たち=20日、インギャービーチ

アオウミガメを見送る児童たち=20日、インギャービーチ

 生態調査を行ったアオウミガメ2匹の放流が20日、城辺友利のインギャービーチで行われた。砂川小学校の児童が参加し、ウミガメの生態について学んだ。児童たちは「元気でね」「バイバーイ」などとウミガメの姿が見えなくなるまで見送った。

 このうち1匹は2012年9月に、ウミガメ研究家の小林清重さんが新城海岸で放流した個体。今月15日に砂川博一さんが八重干瀬で捕獲し、標識(タグ)に記されている小林さんに連絡した。今回の調査により、甲羅が年平均で9ミリ大きくなっていることが分かったという。

 小林さんは約20年前から宮古を訪れ、生態調査を実施している。沖縄本島や石垣島と比べて宮古島は調査データが少ないという。これまでに宮古島で幼体約150匹、成体約40匹を調べている。

 小林さんは、集まった児童たちにアオウミガメの生態を紹介し、「海の生き物を大切にしてほしい。もし標識を付けたウミガメを捕まえたら教えてほしい」と呼び掛けた。

 放流前には甲羅などに触れた。中には怖がってなかなか触れない児童もいれば、頭やひれを積極的に触る児童もいた。

 児童からは「青くないのに、なぜアオウミガメなの」と質問の声が上がった。小林さんは「英語名はグリーンタートル。信号の緑と同じだから青という名前になった」と説明した。

 松元琉惺君(6年)は「ウミガメに触ったのは初めて。甲羅は堅かったけど、ひれは柔らかかったことが不思議だと思った。海に帰って幸せに暮らしてほしい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!