1回目接種済み7271人/65歳以上の5割弱
2回目は575人打ち終える/コロナワクチン
市の新型コロナウイルスワクチン接種対策室(下地睦子室長)は1日、65歳以上の一般高齢者のワクチン接種状況をまとめた。5月30日時点で、1回目のワクチン接種を終えた人は7271人。対象1万5659人に占める割合は46・4%となっている。2回目を打ち終えた人は575人(接種率3・7%)いる。医療従事者ら64歳以下の市民を含む接種済み者は9025人で、対象4万6904人の約2割が1回目のワクチン接種を済ませている。
ワクチン接種は現在、65歳以上の一般高齢者を中心に行われている。対象者はかかりつけ医がいる医療機関での個別接種のほか、市役所等で行う集団接種のいずれかを選択し、予約を入れた上で接種している。
市は7月中に2回目を打ち終えられるよう準備を進めており、6月中には全対象者に1回目の接種を済ませたい考え。対策室の下地室長は「まずまずの状況だと思う。順調に進んでいるが、もう少し速めていければなお良い」と話した。
ワクチンを接種する場所は医療機関での個別接種を選ぶ高齢者が多い。一方の集団接種は複数の会場に空きがある状況で、市が早期の予約を促している。
ただ、対策室の調べで1回目の接種の予約を済ませていない高齢者は5月27日時点で4427人いる。市はこうした対象者もワクチンが接種できるように、あらゆる手段を講じて情報を発信していく方針だ。
予約を済ませていない高齢者に対して対策室は「各会場の定員が埋まるまで受け付けている。一人でも多くの方がワクチン接種を受けられるように協力をお願いしたい」としている。
16歳以上、64歳以下の市民への接種も同時並行で進めている。あくまで65歳以上の高齢者が優先だが、集団接種会場等で接種枠に空きが出れば、市の優先(繰り上げ)接種方針に従って施設の通所者や従事者らに打てるよう調整している。