伊良部は450人接種/新型コロナワクチン
予定数を上回る来場者
市による65歳以上の一般高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種は3日午後、伊良部の東地区構造改善センターで行われ、264人が1回目となるワクチン接種を受けた。前日の前里添多目的施設での接種を合わせると伊良部では2日間で450人が受け、当初の市の予定数を上回った。
今回の集団接種は医師2人、看護師4人で対応。医師による問診を受けた対象者は看護師にワクチンを接種してもらうと、経過観察のため15分待機した後、会場を退出した。
接種を受けた72歳の男性は「思っていたより痛みは特になかった。宮古でもこれだけコロナがはやっているのでワクチンは早く打ちたかった。外国ではワクチンで収まっているところもあるようなので、宮古も早く収まってほしい」との思いを示した。
67歳の女性は「痛いのではと緊張していたが全然痛くなかった。感染しないように普段から買い物はできるだけまとめ買いして外出機会を減らし、人混みがあるところには行かないようにしている。感染が心配なのでワクチンが打てると安心」と語った。
市新型コロナウイルスワクチン接種対策室の下地睦子室長は「多くの人が予約の時間より早く来過ぎるため、待たせてしまっている」と現状を説明し、「予約時間の少し前くらいにして、あまり早く来ないようにしていただきたい」と呼び掛ける。
伊良部では2日に前里添多目的施設でも一般高齢者対象のコロナワクチン集団接種が行われた。次回は5、6日にJTAドーム宮古島での実施が予定されている。