村政刷新し課題解決を/多良間村長選
初当選に向け支持者気勢/古謝陣営が総決起大会
【多良間】任期満了に伴う多良間村長選挙(15日告示、20日投開票)に立候補を予定している新人の古謝政一氏(62)の後援会が10日、仲筋の後援会事務所で総決起大会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から支持者の参加は制限しての実施となった。大会には古謝氏を支持する村議らも参加した。古謝氏は「村政刷新の時。村民が主役の村づくりを先頭に立って頑張っていきたい」と支持を訴えた。
後援会の野原忠彦会長は「村政刷新が私たちの願い。月島機械との裁判問題、宮古製糖との使用料金の問題、フェリー新造船、水納島はだか船の問題など抱える諸問題に対して、現村政は聞く耳を持たない。開かれた村政ではない」と指摘した。
村議の森山実夫氏、豊見山正氏、豊見山常和氏も登壇。森山氏は「今、島を変えなければいけない。行政経験豊かな古謝さんこそ多良間のかじ取りをしてもらおう」、豊見山正氏は「この大事な村長選挙で問題だらけの今の村政にノーを突き付けて、村民のための村政を取り戻そう」と強調した。
豊見山常和氏は「古謝さんとは共に仕事をしてきた。当時から仕事に対してまじめに取り組み、素晴らしい実績を挙げている」と呼び掛けた。
登壇した古謝氏は「基本理念は村民の命と暮らしを第一に村民不在の行政から、村民に開かれた村政。村民が主役の『住みたい島、住んで良かった島』を一緒につくっていきたい。新型コロナウイルス感染防止対策にも重点的に取り組んでいく」と力強く述べた。
また「今新しい風が吹いている。村政刷新の時。私は村民の声を大切にし、行政としての説明責任を果たし、村民が主役の村づくりを先頭に立って頑張っていきたい」と訴えた。
豊見山栄子女性部長もあいさつに立ち、最後は外間正人青年部長の音頭でガンバロー三唱を行い、古謝氏の当選に向けて気勢を上げた。