市社協 災害時支援で協定
ライオンズクラブ、JCと締結/連携しニーズに沿った支援
市社会福祉協議会(饒平名建次会長)は10日、平良老人福祉センターで宮古ライオンズクラブ(平戸新也会長)と宮古青年会議所(具志堅貴昭理事長)との災害時のボランティアセンター支援に関する協定を締結した。この締結により災害時において、双方が連携を密にし、よりニーズに沿った支援を行っていくとしている。
この日の締結式は、午前に宮古ライオンズクラブ、午後に宮古青年会議所との間で行われ、協定が結ばれた。
あいさつで饒平名会長は「この協定は、災害時のボランティア活動支援において大きな基盤となり、皆さんの専門性を十分に生かした支援を今後受けることを心強く思う。これからもそれぞれとの連携や交流を深める中で、安心安全な地域づくりにより一層取り組んでいきたい」と述べた。
平戸会長は「コロナ禍で大変な状況ではあるが、災害はいつ発生するか分からないので、できるだけ早くとの思いできょうの締結となった。これはゴールではなくスタート。細かい支援の方法などの内容はこれから詰めていくほか、その役割についても協議していきたい」と、災害時における幅広い後方支援に決意を示した。
具志堅理事長は「この協定を交わしたことで、日ごろから防災意識を高め訓練の方法や知識を学び、迅速に対応して支援できるように準備を進めていきたい」と意気込みを示した。
同協議会では、災害発生時には災害ボランティアセンターを開設し、支援ニーズに合わせたボランティアの受け入れを行う役割を担っている。
今回の協定では、2団体がこのボランティアセンターと連携を図りながら、それぞれの得意分野の領域を生かしつつ、より効果的な支援を図っていくことを目指している。