社会・全般
2011年2月6日(日)9:00
火災想定し避難訓練/宮古空港ターミナル
緊急時の対応再確認
宮古空港ターミナル防火対策委員会の2010年度消火・緊急避難誘導訓練が4日、同空港で行われた。航空会社やテナントの従業員などの関係者ら約100人が参加して非常時における連携や避難誘導などの対応を再確認した。
訓練は、午後8時ごろ、空港レストラン台所で火災発生を想定。煙感知器の作動で自動火災報知器が空港内に鳴り響いた。
さらに初期消火は失敗し、火災が拡大したと想定。参加者らは、火災発生の緊急放送が流れると、それぞれの役割に対応しながら迅速に外へ避難した。
講評で市消防本部は「全体的には訓練の内容は良かったと思う。しかし、もっと声を大きく発して、連携をとってほしい」と述べた。
訓練終了後、宮古空港ターミナルの神里惠亮社長は「空港には多数の利用者がいるので常に非常時のことを念頭に置いて業務を行ってほしい」とあいさつした。
この訓練は、関係機関が緊密な連携を保ち、訓練活動を迅速かつ安全に行い、被害を最小限度に止めるなど、防火思想の普及高揚を図ることを目的に行われた。