マンゴー、パイン全国へ/宮古産 シーズン到来
「コロナ禍、元気届ける」/ゆうパック出荷式
宮古郵便局(津嘉山正一局長)で2日、「宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式」が行われた。職員や生産農家、県、市の関係者らが参加し、夏の味覚の本格的な出荷シーズンの到来を喜んだ。参加者たちは「コロナ禍で苦しむ全国の人たちに宮古島産の果実が届けられることは元気を届けることになる」として、ゆうパックによる出荷を祝った。
同局によると、昨年のマンゴーの出荷実績は目標だった2万6000個を超えて2万6664個。今期はさらに豊作が見込まれることから、3万個の出荷を予想している。
また、近年人気が高まっている宮古島産パインについても、例年とほぼ同数の約2000個の出荷を見込んでいる。
出荷式で津嘉山局長は「コロナ禍の中でも、宮古島の豊かな自然と生産者が丹精を込めて作り上げたマンゴーとパインが全国に届けられることで、笑顔が増えてくれればうれしい。今年も安全安心な取り扱いで心待ちにしている人たちに届けたい」とあいさつした。
座喜味一幸市長も「ゆうパックにより全国に宮古島の特産品が確実に広がっている。今年のマンゴーは豊作で品質も良いと聞いている。それを食べた全国の人たちが感激してくれたらうれしい。さらに、それが農家所得に還元できるように市もPRしていきたい」とあいさつした。
マンゴー生産農家を代表して辺土名忠志さん(辺土名農園代表)は「今年のマンゴーは南国の日差しをたっぷり受けていて品質にも自信がある。全国の人たちが島産の果物を食べてコロナ禍の今年の夏を乗り越えてくれればうれしい」と話した。
最後に、参加者たちは、横一列に並んで全国に発送されるゆうパックを順々に手渡して車両に積み込み、車両は全員に見送られ出発した。