300人が1回目受ける/コロナワクチン
64歳以下接種スタート/「集団2回目」は3週間後
市による64歳以下の市民を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が市役所1階ロビーで14日午後、スタートした。初日は300人が1回目の接種を済ませた。7月は15、17、18、21、22、24、25日にも実施され、接種を受けた人は3週間後に2回目を受けることとなっている。
同集団接種の初日、当日キャンセルが数件あったものの、その分のワクチンはキャンセル待ちの人や市職員に接種され、予定していた300人分全てが接種された。
同日は1回目をすでに終えていたが、2回目が未実施となっていた18人への接種も行われた。
予約受け付け開始日の7日に予約センターへの電話で予約をしたという自営業の女性(52)=平良=は「予約はスムーズに取ることができた。加工業をしていて、観光客が来たり納品に行ったりしているので、早くワクチン接種を受けたいと思っていた。受けてみたが全然痛みはなく、副反応も特には心配していない。ワクチンが足りなくなるかもと聞いていたので、早く接種することができて良かった」と語った。
接種の様子を確認に訪れた座喜味一幸市長は「市民にワクチンへの理解があり、職員は部署を超えた体制づくりができているので、宮古は県内でも接種率が高いと思う。接種を早めて接種率を上げることがコロナに対し最も解決につながる対策。当たり前の生活に戻すためにも早めの接種に協力してもらえるとありがたい」との考えを示した。
7月の接種日のうち予約が定員に達していない日では引き続き予約を受け付けている。市新型コロナウイルスワクチン接種対策室では、積極的な接種を呼び掛けている。8月25日から始まる集団接種の予約受け付けは8月2日から行われる。