食品不足に不安の声/大橋通行止め長期化
台風6号 島民の生活直撃
大型で強い台風6号の接近に伴い21日から通行止めとなっている伊良部、来間、池間の3大橋だが、迷走しながら速度が遅い今回台風の影響で通行止めの期間が長期化の様相となっている。この状況を受け、それぞれの島の島民からは不安の声が聞こえ始めており、食品を含めてどんどん不足する物資に、ため息が漏れている。
22日の本紙の取材に伊良部島に住む50代の女性は「Aコープは営業していて、買い物客も多い感じ。それでも牛乳や食パンなどは無く、だんだんいろいろな商品も減ってきている。通行止めがこんなに長引くと思っていなかったし、いつまでこの状態が続くのか分からないので家にあるもので何とか踏ん張るしかない」と話した。
来間島に住む40代の女性は「まさか、こんなに台風の影響が長引くとは思っていなかったので、食料を含めて物資のやりくりがとても大変。宮古島本島の人たちとのSNSのやり取りで『給油所に行く』とか『スーパーに買い物してくる』との書き込みを見ると、なんだかとてもうらやましく思ってしまう」と、ため息が漏れた。
3大橋は21日の午前9時から通行止めとなっており、22日の伊良部大橋の宮古島側橋詰めでは、観光客のレンタカーが何台も訪れ、悪天候を嘆きながらも、曇天と大しけの海と一緒に大橋を撮影する姿が見られた。