3日ぶり運航再開/宮古発着便
台風通過、空港混雑/きょうから通常運航へ
大型で強い台風6号の影響で21日から全便欠航となっていた宮古を発着する空の便は24日、3日ぶりに運航を一部再開した。同日午後には予約変更や空席待ちをする人、利用客らが訪れ、カウンターや手荷物検査場前で列をなした。また、県中学校総合体育大会に出発するため各中学校の選手らも訪れており、出発ロビーは混雑した。きょう25日は、各社宮古発着の全路線で通常通りの運航を予定している。
24日に欠航となったのは日本航空(JAL)は宮古-羽田線1往復2便、日本トランスオーシャン航空(JTA)は午前を中心に宮古-那覇線5便。琉球エアーコミューター(RAC)では宮古-那覇線1往復2便と、宮古-石垣線の2往復4便、宮古-多良間線1往復2便の全便の計8便。全日本空輸(ANA)では宮古-那覇線が午前中の便を中心に4便が欠航した。一部運航が再開した便でも条件付き運航となった。また、下地島空港発着の便も全便欠航となった。
25日は宮古空港発着のJTA、RAC、ANA、下地島空港発着のスカイマーク(SKY)、ジェットスター・ジャパンともに通常運航を予定している。
沖縄本島から家族3人で旅行で訪れたという20代の男性は「21日に帰る予定だったのでここまで長引くとは思わなかった。3、4日と警報が発令されると本当に大変」と疲れた表情を見せ、「予約が変更でき、きょう沖縄本島に帰れる。良かった」と語った。
中体連へ出場するため沖縄本島に向かう平良中ソフトテニス部の宮城恵汰顧問は「当初は21日から大会が始まる予定だったが台風で延期になり、25日から試合が始まる。きのう出発予定だったが、欠航となり心配していたが無事行けることができて良かった」と話した。
同部の油井太洋キャプテンは「(飛行機が欠航になって)沖縄本島に行けるか心配していた。大会ではこれまでの練習成果を発揮して頑張りたい」と意気込みを語った。
一方、海の便も台風の影響で21~24日まで全便欠航した。きょう25日は宮古島と大神島を結ぶ大神海運のフェリーは通常運航を予定(台風の影響により変更の可能性も有り)。多良間海運の宮古-多良間航路は来月8日まで船舶検査のため運休する。