10月に国際サシバサミット/フィリピン・台湾からも参加
実行委会長に座喜味市長
今年10月に市で開催を予定している「国際サシバサミット宮古島大会」に向けての第1回実行委員会が28日、市役所で開かれた。会長には座喜味一幸市長が就任した。会合では開催日の日程や会場の選定について各委員が意見を出し合った。日程については10月16、17日の2日間とすることが決まった。会場については再度検討する。
国際サシバサミットは、絶滅危惧種である渡りをするタカ「サシバ」を守るために繁殖地・中継地・越冬地が集い、サシバの未来について考える場として2019年から開催されている。宮古島市では20年に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から1年延期となった。
同サミットではシンポジウムも開催し、基調講演やフィリピン、台湾、栃木県市貝町の事例報告、首長サミット、また、各地の子供たちの活動報告などが計画されている。日程は10月16、17の両日に開催する。一方、会場については通訳の状況なども考慮し再度、事務局が検討する。
座喜味市長は「市民にとってサシバは秋を告げる親しみ深い鳥。歴史的、文化的にも関わりが深い。しかし絶滅危惧種に指定されるなど保護が必要。そのため、繁殖地、中継地、越冬地の関係者がサシバの未来について考えるサミットが宮古島市で開催される。サシバの住める自然環境の保全を訴える機会としたい。皆さんの意見を聞いて万全の準備をしたい」と話した。
実行委員は次の皆さん。(敬称略)
会長=座喜味一幸▽委員=遠藤孝一、藤井幹、志村智子、山崎亨、天野友貴、奥濱剛、渡久山研吾、比嘉臣雄、與那覇盛彦、宮城克典、久貝勝盛、仲地邦博、東淳樹、仲地健次、伊川秀樹、大城裕子、與那覇勝重、友利克、楚南幸哉、上地昭人、友利浩幸▽事務局=新城真八郎、湧川博昭、与那覇周作、出島誠一