「ロックダウン」の認識を/2週間の外出自粛訴え
県緊急共同メッセージ受け/座喜味市長
座喜味一幸市長は2日、市役所で会見し、県内で新型コロナウイルスの感染拡大で、県などが発信した緊急共同メッセージを受け、市でも市民に対して「2週間、外でも家でも集まらない、出掛けない」などの感染対策の徹底を訴えた。座喜味市長は沖縄本島の拡大は宮古島でも影響があるとした上で、「今回のメッセージは非常に強いもの。ロックダウンに近いという認識を持ってほしい」と強調した。
会見で座喜味市長は多くの渡航者が来島し、島外の人の感染も確認されている状況を説明し、緊急事態宣言措置期間中の観光や帰省を自粛してもらいたいと訴えた。
市のメッセージとして▽今後2週間、外でも家でも集まらない、出掛けない▽他都道府県、離島との往来は帰省を含めやめる▽感染対策としてワクチンを積極的に接種-への協力を強く求め、「できる限り外出を控え、家の中でも飲食などのイベントは避けてほしい。感染拡大防止に協力してほしい」と呼び掛けた。
質疑応答では沖縄本島と連動しているとの認識だが、航空便の減便などを航空会社に求めていく考えはあるのかとの質問に、友利克生活環境部長は「市独自で減便を要請するというのは難しいが、来島の自粛を呼び掛けていく」と説明した。
また、緊急事態宣言中だが、多くの観光客が来島し、一部の飲食店では酒類の提供などが行われている状況への市としての対策についての質問があった。これに座喜味市長は「ルールを守らないお店での飲食はやめてほしい。パトロールもしっかり実施していく」と話し、時短等に応じない店舗については「法的措置も含めて強力な指導というのもあるが、市としては検討中」と答えた。(8面に関連)