観光客、コロナ前の3割弱/21年上半期
観光収入は4割
今年1月から6月の入域観光客数は、新型コロナウイルス感染拡大の影響がなかった2年前の2019年同期に比べ、3割弱の14万3622人にとどまっている。伴って観光収入も4割程度に落ち込み116億円と推計される。
19年1月から6月の入域観光客数は49万7839人。うち外国クルーズ船の入域を35%として推計すると、空路で32万3500人、クルーズ船で17万4200人になる。新型コロナの影響は20年1月から出始め、現在はクルーズ船の入港はゼロが続いている。
県が実施した観光統計実態調査(19年度)によると、空路の観光消費額は8万1320円、海路は1万2182円。これに入域数を乗じると19年上半期の観光収入は284億3700万円になる。今年は空路のみで116億7900万円と19年の4割程度と推計される。
市が年度ごとにまとめた観光客数と観光収入は、18年度が114万3000人で601億4200万円、19年度が106万1000人で636億3400万円、新型コロナの影響が顕著になった20年度は35万9000人で292億4200万円と落ち込んだ。市は観光振興基本計画で28年度の入域観光客数を200万人、観光収入を949億円とする目標を掲げている。