旧盆帰省は控えて/観光旅行自粛も訴え
コロナ感染者急増受け/座喜味市長
新型コロナウイルスの感染者急増を受け、宮古島市と県立宮古病院は13日、市役所で合同記者会見を開き、拡大を防止するためとして人流の抑制を訴えた。旧盆での帰省や親族一同での飲食を控えることと、観光目的の来島は自粛するよう求めた。座喜味一幸市長は「宮古病院は切羽詰まった状況だ。これ以上の感染拡大を防ぐため、人との交流、密になる行動を避け、早めのワクチン接種をお願いしたい」と述べた。
座喜味市長は「観光客の来島や1週間後の旧盆での人流が活発になると感染拡大は避けられない」と危機感を募らせ、やむを得ず帰省する場合はワクチン接種を済ませることや出発前のPCR検査を受けるよう呼び掛けた。
最近の新規感染者の傾向として、20~30代の若年層が多くなっていると指摘。そこから家庭内感染が広がり、10歳未満や10代の子供たちの感染につながっていると説明した。
小さな子供や妊婦がいる家庭には、外出や集団での飲酒をしないことに加え、ワクチン接種することを促した。同席した生活環境部の友利克部長は「今できることはワクチン接種しかない。特に若い世代を中心に早期に接種してもらいたい」と訴えた。
症状に不安がある場合は、病院受診の前に市新型コロナウイルス感染症電話相談室(電話72・4788)、24時間対応の県コールセンター(098・866・2129)に連絡することを勧めた。