65歳以上85%で最高/ワクチン接種率1回目
市の到達目標を達成/最少19~24歳 若い世代ほど低調
市は13日、新型コロナウイルスワクチンの年代別1回目接種率を発表した。最も高いのは65歳以上の85・1%で、市が8月中の到達を目標としている75%をクリア。60~64歳は74・1%とわずかに届いていないが達成が目前となっている。若い世代ほど低い傾向にあり、最も少ないのは19~24歳の25・2%、次いで12~15歳の25・5%となっている。
県は8月中の接種率目標を50%到達としていて、67・3%の50~59歳、55・2%の40~49歳はその目標に達している。30~39歳は47・1%で50%に近い数値となっているが、25~29歳と16~18歳は%前後で推移。19~24歳と12~15歳は25%台にとどまっている。
宮古島での新型コロナ感染拡大を受け、13日に市と共同記者会見を行った宮古病院の本永英二治院長は、感染者が増えている宮古島でも、2回のワクチン接種を終えている人が多い70代以上では新規感染者がほとんどいない現状を説明。施設職員が感染した高齢者施設で入所者に感染者が出なかった事例を示し、「入所者はワクチン接種2回が終わっていて、集団免疫ができている可能性が非常に高い」との考えを示した。
2回のワクチン接種を終えている人が多い県内の医療従事者も感染する人はほとんどいない状態になっているとして「そういった事実を基にしてワクチン接種を受けて、宮古圏域で集団免疫を達してほしい。(全体接種率が)7割から8割は必要とされている。新たな変異株に対抗できる細胞免疫が高まるともいわれているので、ぜひ若い人にも打ってもらいたい」と積極的なワクチン接種を呼び掛けた。