平良由子さん弘法大師賞/高野山競書大会
宮古から3大会連続最高賞
第55回高野山競書大会(主催・高野山総本山金剛峯寺)の表彰式がこのほど、和歌山県で行われ、蒼海書道会(池田海真会長)の平良由子(ゆこ)さん(久松小6年)が最高賞に当たる弘法大師賞を受賞した。平良さんを含め小・中・高生の15人が特別賞に選ばれた。同書道会の児童生徒が弘法大師賞を受賞するのは、3大会連続で5人目。
受賞者らが15日、池田書道塾で喜びを語った。平良さんは「ずっと取りたかった賞だった。5年間挑戦していたので取れてうれしい。最後のはねを力強く書くこと、穂先をそろえることを意識した。友達に教えたり、アドバイスをもらったりして楽しく書けた」と話した。
同大会は「日本三筆」の一人、弘法大師空海にちなんで書の技術向上を目的に開催されている。幼児から一般までを対象に全国から作品を募集し、4万880人から10万9838点の作品が寄せられた。弘法大師賞は小・中・高・一般から2人ずつ選出される。
同書道会からは特別賞以外にも特選に25人、準特選に26人が選ばれた。指導する池田会長は「子供たちの意欲、保護者の理解が一つとなって成果に表れた」と語った。
特別賞受賞は次の皆さん。(敬称略)
▼特別賞
【弘法大師賞(最高賞)】平良由子(久松小6年)【高野山管長賞】西里志織(開邦高1年)【毎日新聞社賞】松川侑愛(城東中2年)【南山賞】川満千晴(同)、金城萌(同)、長濱心遥(南小6年)【高野山書道協会賞】安田凪紗(南小6年)【推薦】瑞慶覧琉華(宮高3年)、下地千幸(久松中3年)、鳥海奏多(平良中2年)、池間夏希(同1年)、佐久田愛理(南小6年)、友利心羽寧(鏡原小6年)、安里穂歩(西辺小6年)、下地杏梨(城辺小5年)
▼団体賞
【団体奨励賞】池田書道塾【団体努力賞】煌月書道塾