建設関係で感染増加/新型コロナ
協会支部が懸念表明/感染防止徹底呼び掛け
県内、島内で感染急拡大が進む新型コロナウイルス。その感染者が業界内でも増加傾向となっていることを受けて県建設業協会宮古支部(平良正樹支部長)は19日、支部会員や建設関連企業および建設業従事者に対して感染症予防対策の徹底を呼び掛けた。
建設業における感染者増加については、前日に行われた座喜味一幸市長の会見でも、接客業などの関係者などとともに感染が拡大していることが指摘されている。
さらに、宮古保健所の木村太一所長によると、建設業界においては、職場自体ではしっかりと感染対策をしているが、仕事以外での感染を指摘する。
その感染経路については、島外から仕事で訪れてシェアハウスなどで共同生活を送っているケースがあり、仕事終わりに会食などして感染しているという。
こうした状況を踏まえて同支部では「支部会員には県のガイドラインに沿った予防対策の徹底を常に呼び掛けているが、島内には支部会員以外の同業他社も建設現場で従事し、島外からも多くの従事者が来島している。これから旧盆もあり、さらに感染拡大が懸念されることから、すべての業界関係者には予防対策の徹底を図ってほしい」と訴えた。
そのほかにも「新型コロナの発熱はこの時期、熱中症の発熱症状と区別がつきにくく、対応が遅れる恐れもあることから、それぞれの現場で熱中症対策についてもしっかり取り組んでほしい」と呼び掛けた。
県によると、職種別では建設業以外にも飲食店、観光業、ダイビング業などが多く、感染については業務ではなくプライベートで感染しているという。