島の自然、動画配信へ/宮古島環境クラブ
マルチメディア教材作成
宮古島環境クラブ(下地邦輝会長)は7日、島の自然や環境を紹介する動画の撮影を始めた。「マルチメディア教材」の作成で、初日は川満漁港一帯に生息するマングローブについて下地会長が解説した。完成した動画は市内の小学校などに配布するほか、動画配信サイトでも配信する予定だ。
撮影はエコツアーのプログラムに沿って実施。川満漁港のマングローブのほか、サニツ浜、仲尾峰ファームポンド、友利天井(トモリアマガー)なども巡る。 下地会長は「動画を作成することで、宮古島の現状を島外の人たちも見ることができる。宮古島の自然に興味を持ってもらい、将来、島に足を運んでもらうきっかけとなれば。また、地元の人たちも自分たちの住む島の環境の良さを知る機会となってほしい」と意義を語った。
動画は▽宮古島の飲み水▽湧水とマングローブ▽地下ダムと農業▽添道サガリバナ群生地-など四つのテーマで作成する。
当初は宮古島の環境などを知ってもらおうと、「宮古島バスツアー」が計画されていたが、新型コロナウイルスの影響でできなくなった。同クラブはバスツアーに変わるマルチメディア教材を作成することにした。