ミス宮古島が署員激励/救急の日
砂川さん一日救急隊長
「救急の日」である9日、ミス宮古島(ブーゲンビレア)の砂川愛莉紗さんが市消防署(宮國勉署長)の「一日救急隊長」を務めた。同署で辞令とたすきを受け取った砂川さんは、署員を前に訓示を行い「新型コロナウイルスの一日も早い収束を願い、これからも感染防止に努め、市民の期待に応えられるよう、より一層の活躍を期待します」と署員を激励した。
市消防本部の羽地淳消防長からの辞令を宮國署長から受け取った砂川さんは訓示の中で「救急の日に当たり、救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを宣言し、救急の日の趣旨を市民に啓発します」と宣言した。
コロナ患者の搬送などに当たる救急隊員に対しては「感染リスクを背負いながら救急現場の最前線で活躍されている皆さまに心から敬意を表すとともに、深く感謝します」と謝意を示し、「感染防止に努め、これまで培ってきた知識と技術を基礎として、今後とも市民の期待に応えられるよう、より一層の活躍を期待します」と呼び掛けた。
例年であれば辞令交付、訓示終了後、市内スーパー前などで市民へ、救急車の適正利用などを呼び掛けるチラシ配布を行っていたが、新型コロナ感染防止の観点から今年は実施が見合わされた。
宮國署長は「コロナの影響で昨年は救急車の出動件数が若干減少したものの、今年は増加傾向にある。搬送件数の約49%が軽症。軽症搬送率を減少させることで、より救急車を必要とする人に厚く救急対応ができることにつながるので協力をお願いしたい」と市民に対し救急車の適正利用へ協力を求めた。
砂川さんは「救急の日が、救急について改めて見直せる日になればいいと思う」との考えを示した。