交流推進向け協議会発足/市と熊本県山鹿市
日本そば栽培が縁で/民間レベルからスタートへ
宮古島市と熊本県山鹿市との民間レベルからの交流を進めるため「市山鹿市交流推進協議会」が23日、発足した。同日、島の駅みやこで設立総会が開かれ、会長にパラダイスプランの西里長治代表が選出された。今後は同市で開催される各種イベントなどへの参加や交流都市締結に向けた取り組みなどを行っていく。
交流都市締結に向けて2020年には山鹿市でも推進協議会が発足しており、宮古島市でも発足したことで交流がさらに推進される。
宮古島市と山鹿市との関係は日本そばの栽培で、山鹿市の農家の指導のもとで行われたことが最初の交流。山鹿市は市の産業まつりなどにも参加している。行政間の交流も進んでおり、今後は児童生徒の交流などを計画している。
協議会では21年度の事業計画として▽山鹿市の各種イベントへの参加▽市で生産される農畜水産物の販路拡大のためのマーケティング調査-などを行っていくことを承認した。
就任あいさつで西里会長は「これからどのような交流事業ができるのか楽しみ。さまざまなことにチャレンジしていきたい。みんなで力を合わせていこう」と話した。激励に駆け付けた座喜味一幸市長は「交流を通して技術を学び、宮古の特産品もPRしていこう。民間の力で走ってもらいたい。市としてもバックアップしていく」と述べた。
会員は次の通り。
会長=西里長治(パラダイスプラン代表)▽副会長=伊良波宏紀(伊良部漁協共同組合長)▽監事=新里五尾(大新代表)▽会員=新里修一郎(オーシャン・シギラ専務)吉浜崇浩(蟹蔵代表)上地誠(うぷんみマンゴー園代表者)▽オブザーバー=山鹿市農業振興課、同市ふるさと未来総室、宮古島市産業振興局、市観光商工課、市物産振興会