橋の名称は3つ、一般公募へ
伊良部大橋は決定
宮古本島と伊良部島を結ぶ総延長4310㍍の一般県道では、伊良部大橋のほかに中間部橋梁と伊良部取付橋梁の2橋があり、その2橋にも橋名を命名することになっているのが12日までに、県伊良部大橋建設現場事務所への取材で分かった。2橋の名付け親公募は、2012年の秋ごろに予定。県道は2013年3月に完成する見通し。付帯道路工事などを含めた当初の総事業費320億円ベースでは、今年度末までに77%、247億5000万円投資される。
県道は3橋と二つの海中道路を併用した構造。伊良部側から宮古本島へ進行する場合、伊良部取付橋梁(全長100㍍)、海中道路(同300㍍)、中間部橋梁(同70㍍)、海中道路(同300㍍)、伊良部大橋(同3540㍍)と続く。
3橋にはそれぞれ橋名を刻んだ親柱が設置される。
先月開かれた伊良部大橋修景検討委員会では、伊良部出身の委員から「伊良部大橋の親柱がずっと先にあるので、進入した時点から大橋の実感が湧かない。大橋ゲート付近に親柱を設置してほしい」と要望していた。3月17日に開かれる最終委員会で、設置場所は正式に決定される。
伊良部大橋の全長3540㍍は語呂合わせで「サンゴの島」。幅が8・5㍍、3㍍車道が2車線、1・25㍍の路肩が左右に整備される。主航路部橋梁の取付は来年4月以降に予定している。この橋梁の下を貨物船などがくぐる。