本塁打や好プレーに観客沸く/オリックス紅白戦
「歓迎」の小旗手に応援/市民球場
オリックス1軍キャンプ最後の週末となった12日、市民球場には多くの野球ファンが訪れ紅白戦を観戦、小旗を手に選手らを応援した。本塁打や好プレーが出るたびに観客席は大きな歓声で沸いた。試合は6-4で紅組が勝利。試合前にはパニパニJrのミニライブ、終了後は「お楽しみ抽選会」が行われた。きょう13日の練習は午前10時30分から。紅白戦は予定されていない。
城辺小ベースボールクラブの西尾弥風君(同小4年)の始球式で午後0時30分すぎに試合開始。昨年の本塁打王、T-岡田やドラフト1位の駿太のほか、新戦力の李承燁らが出場した。
試合は一回表、白組先発の近藤一樹からカラバイヨが左中間に、六回裏には柴田亮輔が紅組の3番手、山崎正貴から右翼に本塁打を放った。
この日の最高気温は平年を約5度下回る15・7度。あいにくの寒空だったが、スタンドでは野球少年チームの子どもたちやファンらが「歓迎」と書かれた小旗を手に応援した。
宮古島オリックス・バファローズ協力会の平良勝之事務局長は「キャンプ(期間)中、子どもたちの休みは少ない。紅白戦を観戦することで夢も膨らむと思う。日本一目指して頑張れるよう、ちびっ子と一緒に応援したい」と手にした小旗を振りスタンドから声援を送っていた。
T-岡田のファンという富永謙仁君(12)は「選手たちのプレーがかっこいい。守備もうまいし、迫力があった」と楽しそうだった。
南ファイターズの投手、宮国龍之介君(12)は「プロはスピードもパワーもあってすごかった。少しでも見習って、自分のものにできるように努力したい。プロの試合を見る機会があったらまた来たい」と話した。
試合後の「お楽しみ抽選会」では球団のTシャツやサインボール、ユニホームなどが当選者に渡された。