社会・全般
2011年2月13日(日)9:00
宮古から3人が名取に/日本舞踊藤間流
凰太郎会と凰花教室
日本舞踊藤間流(藤間勘右衛門家元)の名取式がこのほど東京の家元宅で行われ、宮古から凰太郎会(藤間凰太郎会主)の源河章乃さんと宮内清美さん、同藤間凰花教室(藤間凰花師範)の瑞慶覧和子さんの合計3人が名取の免状を受けた。3人は12日、宮古毎日新聞社を訪れ、喜びと抱負を報告した。
名取とは、その流派で一定の技能を身に付けたことが認められ、その流派での芸名をもらうこと。2月5日に行われた名取式で、源河さんは「藤間青翠」宮内さんは「藤間凰美哉」、瑞慶覧さんは「藤間凰由樹」となった。
青翠さんは「名取をもらうことができたのは周りの人の助けがあってこそ。これからは恩返しができるよう、もっと自分を高めていきたい」、凰美哉さんは「ただただ師匠への感謝の気持ちでいっぱい。これからも頑張りたい」、凰由樹さんは「仕事と両立してやってくることができたのは家族や周囲の人の支えがあったから。今後も名取として精進していきたい」と語った。
現在、凰太郎会の名取は31人で、そのうち8人は師範。孫弟子にも4人の名取がいる。