東小が初出場で金賞/九州アンサンブルコンテスト
北中は2年連続金
12日から長崎市で行われていた第36回九州アンサンブルコンテスト(主催・九州吹奏楽連盟)で、沖縄県代表で出場した東小学校の金管八重奏と北中学校の打楽器五重奏がそれぞれ金賞を受賞した。東小は小学校部門では宮古初の快挙、北中は2年連続の受賞となった。同じ沖縄県代表の平良第一小学校は銀賞だった。13日夕には東小の児童が帰島、学校職員や父母から盛大な祝福を受けた。
コンテストには小学校の部に19校、中学校の部には34校が出場して演奏技術を競った。審査の結果、小学校の部の金賞は9校、中学校の部の金賞は14校。中学校の部では金賞受賞校の中から全国大会出場校を選考。昨年、代表に選ばれた北中の代表権獲得はならなかった。
金管八重奏で「てぃーちてぃーる~沖縄民謡による~」を演奏して金賞を受賞した東小の児童は6年生の親泊瞳美さん、奥平あれんさん、宇座美由希さん、友利糸織さん、瑞慶覧佑圭さん、前原愛里さん、田村美波さん、平良奈美樹さん、5年生の中谷玲那さん、狩俣あんじさんの10人。
空港で行われた報告会で、部長の田村さんは「初出場で金賞という結果にすごく満足しています。これもお父さんやお母さん、先生方の励ましのおかげです」と感謝を込めて喜びを報告した。
父母を代表して宇座憲和さんは「九州大会での金賞おめでとう。皆さんの活躍に感動、感激させてもらった」と児童たちの活躍をたたえた。
勝連常治校長は「九州大会という晴れの大舞台で金賞を受賞した皆さんのことを誇りに思う。これも10人の心を一つにして演奏した結果。応援してくれたお父さんやお母さんに対する感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張ってほしい」と祝福と激励を述べた。
北中は、2年生の与儀琴美さんをグループリーダーに1年生の根間彩佳さん、友利総志郎君、浜元佑君、山城航生君の5人で打楽器五重奏を演奏して金賞を受賞した。
与儀さんは13日、本紙の電話取材に「全国には行けなかったけど全員が悔いのない演奏ができた。今回のコンテストは精一杯演奏できたので良かった」などと感想を話した。
北中の生徒たちは14日に帰島する。