宮高、フルートで初の金賞/九州アンサンブルコン
連続金賞の北中生徒も凱旋
第36回九州アンサンブルコンテストの高校の部が13日、長崎市のブリックホールで行われ、県代表の宮古高校がフルート四重奏で同校では初の金賞を受賞した。前日行われた中学の部で2年連続となる金賞を獲得した北中学校打楽器五重奏の生徒たちとともに、14日に帰島した。
宮古高校のフルート四重奏を演奏したのはいずれも2年生の下地栞さん、与那覇鈴子さん、友利彩音さん、恩河実生さんの4人。出場29校の中から金賞に選ばれた。金賞受賞校11校の中から全国大会出場校を決める選考では惜しくも漏れた。
14日夜に帰島した生徒たちは空港で学校職員や父母から祝福を受けた。メンバーを代表して、下地さんがあいさつし「本番前は課題が多くて不安がいっぱいだったけど、本番では納得のいく演奏をすることができた」と喜びを語った。
吹奏楽部の下地秀樹顧問は「課題が多い中での演奏だったが本番での生徒たちの集中力は素晴らしかった」と生徒たちの演奏技術の高さを評価した。
祝福に来た川満健校長は「昨年の銀賞受賞から実力を付けて金賞を受賞した。一人一人の良さと強みが調和した結果。皆さんを誇りに思う」と話した。
一方、中学の部で金賞を獲得した北中打楽器五重奏のメンバーも同日に帰島。与儀琴美さんら5人が空港で祝福を受けた。
与儀さんは「金賞を受賞することができてうれしい。全国には行けなかったけど、その目標は後輩たちに託したい。自分たちの分まで頑張って全国大会に出場してほしい」などと報告した。
友利肇教頭は「3年生の指導を受けながら皆さんが技術を磨いた成果が表れた。皆さんの日々の努力に心から感謝する」と話し、生徒たちの活躍を手放しでたたえた。
その上で7月下旬の吹奏楽コンクールでの九州大会、全国大会出場を期待。幸地美穂顧問は「アンサンブルは子どもたちらしい素晴らしい演奏だった。次は夏に開催される吹奏楽コンクール。九州や全国を目指して共に頑張りたい」と話した。