普天間基地 日米共同声明に抗議/4.25宮古地区大会実行委
米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める宮古地区大会・下地島空港の軍事利用反対4.25宮古地区大会実行委員会は29日、宮古教育会館で会見を開き、28日に閣議決定した「日米共同声明による米軍普天間基地の辺野古移設」に抗議する声明を発表した。
同実行委は「燃え上がる県民の怒りを無視して、日米共同声明を発表し『辺野古移設』を確認、合意した内容で『政府方針』を出すことに怒りを込めて抗議する。宮古においては『下地島空港の軍事利用反対』の旗を高く掲げ県民の、島ぐるみの団結をいっそう強固なものにし、基地のない平和な沖縄を目指して戦い抜く決意を表明する(抜粋)」と抗議の声明文を発表し、日米共同声明の破棄を強く求めて行動することを確認した。
共同代表の奥平一夫県議は「まさに屈辱の日となった。県民の民意を踏みにじる共同声明になった」と語気を強めた。
亀浜玲子事務局長は「共同声明には訓練の分散移転なども加えられている。以前取りざたされた下地島空港を自衛隊を含む軍事利用させないためにさらに学習することが必要」と話し、今後講演会などを開催する意向を示した。