ラグビーの魅力伝える/平良中
日本を代表する元選手が指導
ラグビーの元日本代表の相沢雅晴さんと、神戸製鋼の黄金期に主将を務めた大西一平さんが15日、平良中グラウンドでラグビー教室を開いた。楕円形のボールに初めて触る生徒たちもいたが、2人は「いろいろなスポーツを体験した方が将来進むべきスポーツの選択肢が広がる」と話し、パス回しなどの基本プレーを教えた。
平良中卒業生の下地一雄さんが、相沢さんと知り合いだったことから実現。同校のハンドボール部とサッカー部の選手たちが参加した。
相沢さんと大西さんは「ボールを回転させないパスは取りやすいし、近くの人へ送る時に有効。逆にボールを回転させると早いパスになり、遠くの人に送れる」などと状況に応じたパス回しを指導した。
また、自由に動いてパスをつなぐゲーム形式での試合を行いラグビーの魅力を伝えた。
相沢さんは「私はラグビーに出会ってラグビーが好きになった。皆さんもそのきっかけになる1日になれば」と話した。
同校教諭で宮古ラグビー協会理事長の村上健輔さんは「ラグビーは走って相手を追い抜きながらパスをつなぎトライに結びつけるという醍醐味(だいごみ)がある。動きはサッカーやハンドとも似通っており、練習に生かしてほしい」と語った。
きょう16日は、宮高ラグビー部を指導する予定。